特にOBSで録画し、動画で自分のマイクの声をヘッドフォンで聞くと、それが顕著に現れ、自分の声が響いているような感じになります。
また、この記事で説明している方法は、症状軽減であって完全には解決できなかった。
2024年6月28日、お金を使ってもいいなら解決できる方法を記事後半に追記しました。
毛布テストで部屋鳴りチェック
私の部屋は物が少ないので、この症状が出るようで、試しに自分の頭とマイクの上に分厚い毛布を乗せて密閉空間を作り、それ以外はOBSで配信している時と同じ環境でマイクに喋ると、その響いているような音や部屋鳴りがなくなるのである。(マイク本体のツマミは右から2番目のカーディオイドモードで毛布テストをした。)マイクと自分を毛布で頭から包むと完全解決するとか、こりゃ部屋鳴りだ。
部屋鳴りの症状が軽減した具体的な方法
具体的な解決策は、マイクのツマミで4つのマイク極性を自由に選択できると思いますが、右から2番目のカーディオイド(単一指向性)をやめて、1番左のステレオにしたということである。理由は、なぜかは良く分からない。
この方法を言うと、マイクの玄人から「おいおい!ゲーム実況ならカーディオイドにして、顔の方向にハイパーエックスのロゴの印刷面を向けるのが基本だろ!」と言われてしまうだろう。
でも、当方はなぜかこれでかなり症状が軽減されたので、カーディオイド(単一指向性)を止めて、ステレオで使ってます。(何度も言いますが完全解決ではなく、軽減できました。)
本当に理論より結果を選びました。(理由がさっぱり分かりません。)
その他で気をつけたこと
私は上でだいぶ解決しましたが、それ以外で気をつけたことを書きます。マイクと口までの距離をなるべく近づける
別売りのマイクブームアームや、マイクブームスタンドを使って、口からマイクまでの距離を25cm程度まで近づけました。それ以上離すと、やはりマイクの声が響くような感じなり、部屋鳴りモードとなってしまい、配信している自分も不快になります。
ちなみに私の場合は、マイクを縦にして、逆さまにして設置しています。
マイクと自分の口の高さをなるべく同じにする
自分の口の高さとマイクの高さが同じになるようにしました。マイクを正面に設置すると、パソコンのモニタが見えないので、ちょっと横にずらして縦方向でマイクを設置しています。
もちろん、マイクに印字されているHYPER Xのロゴを顔の方向に向けるようにしています。
終わりに
以上、これだけでかなり部屋鳴りが軽減されましたが、これは私の環境であり、人によっては上記の手順通りやっても直らないこともあるでしょう。でも、参考になるかたもいるかもしれないので、記事にしました。
正直、カーディオイドのまま使うと、部屋に物がない為に部屋鳴りがひどく、せっかく2万以上も出して買ったのに「使えない」という結果になってしまい、それが嫌なので、なんとか模索し、ステレオで使うとだいぶ軽減されるので、それで使っている状況です。
ちなみにOBSのマイクのフィルタにゲインは入れた
私の場合ですが、OBS側の音声ミキサー内のマイクは-2.0dbで設定し、マイクの3点メニューからフィルタを選択し、音声フィルタにゲインを入れて、マイクの音をある程度上げています。また、同じく音声フィルタにノイズ抑制も入れ、ノイズを低減させています。
順番は、ノイズ抑制が上ですね。
QuadCast側のマイク本体底面側のゲインのつまみは、最大に合わせています。(あくまでの私の場合です。)
HyperX NGENUITYの設定
ハイパーXのソフト、NGENUITYの設定では、マイク音量を100にしている。ここのマイク音量は、コントロールパネルのサウンドの録音タブ内にある、HyperX QuadCast Sのプロパティ内のレベルタブ内の音量と完全に同期していて、どちらかを変更すると、お互いが同じ値になるようになっていた。
私は、ここのマイク音量を70や80にしてテストもしてみましたが、音量が下がるだけで部屋鳴りは改善されませんでした。
どうせ改善されないなら100にしておいて良いだろうという考えで100にしています。
ちなみに、このソフトは初期値が英語ですが、メニュー左下のSettingから日本語に変更できます。
これより下、2024年6月28日追記分です。
完全解決させたプラグインClarity Vx DeReverb
Waves Audioというサイトで有料販売されているClarity Vx DeReverbというのを購入し、OBSで使用したところ、完全解決しました。無料で解決できず、有料に手を染めてしまいました。すみません。
これを使うことで、QuadCastマイク本体のツマミをカーディオイド(単一指向性)にしても、部屋鳴りしませんでした。もとい、部屋鳴りしているけど、これが部屋鳴りを除去してくれています。
使い方は簡単で、OBSのマイクのフィルタから、有料で購入したClarity Vx DeReverb(有料)を使うだけ。
Clarity Vx DeReverbをOBSで使う為には、Waves StudioRack for OBS(無料)をインストールする必要があります。
上の画像の中央の子ウィンドウがClarity Vx DeReverbとなり、真ん中のデカイ丸いツマミであるDeReverbで、部屋鳴りをどのくらい消すかを設定します。筆者は40を設定しました。
左下にPRESENCEという、左右のスライドバーがあるが、これを50に近づけると原音に忠実で、51以上にすると、明瞭感と存在感が上がるらしい。
筆者は初期値のまま50で使っています。(スライドバーを真ん中にしている。)
ちなみに、これを使ってから「ノイズ抑制」は使わなくなった。(上図参照・ノイズゲートは使ってるけど)
Clarity Vx DeReverb実用化までの手順
1度導入すれば使用は簡単なのですが、最初の1回だけやる導入の手順が意外にやっかいです。本当に面倒でしたが、マイクの部屋鳴りが消えたので、良しとします。
ちなみに導入(購入)するには、メールアドレスの登録が必要になります。
導入までに、【Clarity Vx DeReverb(プラグイン/有料)】【Waves Central(プログラム/アプリ/無料)】【Waves StudioRack for OBS(プラグイン/無料)】のインストールが必要になります。
既にwavesのアカウントを所持している場合は、下記の3と4を飛ばせます。
wavesアカウントを作りWaves Centralをインストールしないと、Clarity Vx DeReverbを買っても使えません。
Waves Centralをインストールせずに、Clarity Vx DeReverbを使用する方法はないと思われます。
1.Clarity Vx DeReverbを永続ライセンスで購入する。(筆者はMI Online Storeで買った)
2.購入後メールが届き、そのメール内の製品ライセンス情報を見る。
3.https://www.waves.com/create-accountでWavesのアカウントを作成する。(要メアド必要)
4.アカウントを作成すると、メアドにメールが届くので、URLをクリックしてWavesアカウントのアクティベート(有効化)をする。(メアド内の長文URLをクリックするだけなので簡単)
5.https://www.waves.com/からメアドとパスワードでWavesにログインする。
6.Register New Productsを選択して、上記2のメール内の製品ライセンスを入力してSUBMITボタンを押す。(コピペでよい)
7.https://www.waves.com/downloads/centralからWaves Centralをインストールする。
8.Waves Centralを起動して、上述3で作ったアカウントでログインする。
9.左のInstall Productsを選択、My PRODUCTSからClarity Vx DeReverbを選択し、右下のInstall and Activateを押す。
10.Waves StudioRack for OBSをインストールする為、Waves Central左メニューからInstall Productsを選択し、All Productsタブをクリックします。
11.右上のViewからALLを選択します。
12.真ん中の上あたりの虫眼鏡のところに「studiorack」と入力し、バージョンが1番新しいのを選択し(左の丸にマウスでチェックを入れる)インストールします。
13.Waves StudioRack for OBSをインストールした後、OBSを起動し、OBSの音声ミキサー欄のマイクのフィルタをひらき、マイクのフィルタ内のプラスボタン(+ボタン)で「VST 2.Xプラグイン」を選択し、「Waves StudioRack for OBS」を選択します。
14.上画像の右側のウィンドウ「Waves StudioRack OBS」が別ウィンドウで起動します。
15.Waves StudioRack OBSの左下に縦に並んでいるプラスボタンを押し、検索窓にCと入力するだけで、Clarity Vx DeReverbが出てくるので、それを選択すると、上の画像と同じ画面にたどり着きます。
2回目以降は、プラスボタンの左に表示されているClarity Vx DeReverbの文字をクリックするだけで、Clarity Vx DeReverbの設定画面がひらきます。
また、購入後に送られてくるメールにインストールマニュアルを含んだzipファイルのURLがあるので、そのURLからzipファイルをダウンロードし、ファイルを解凍すると、インストールマニュアルを見ることもできる。
上の1から12は、最初の1回だけやる処理です。
1度1から12まで行えば、あとはOBSの音声フィルタからいつでも13番から処理を行うことで、OBSで常にClarity Vx DeReverbを使うことができました。