ニコ生で放送主に「NGにします」や「ブロックします」と言われ、視聴者のコメントがNGにされると、そのNGにされた視聴者側がどうなるのかを解説した記事です。
注意:運営にコメントBAN(コメBAN)されるのとは別物です。この記事では視聴者が放送主によって手動でNGにされた時の解説をしています。
この記事を読むのに必要な前提の知識
※放送主本人が、視聴者のコメントの上で右クリックし、【ユーザーを配信からブロック】を選択することを【配信用ブロック(旧名称:放送者NG)】といいます。
視聴者が他の視聴者のコメントをNGにするのとは効果が全然違います。
配信用ブロック(旧名称:放送者NG)は、放送主が該当の視聴者に対して「最高に厳しい対応」となります。
NGにされた人はコメント投稿しても放送主及び他の視聴者に一切みえなくなる
放送者NGになっても、NGにされた視聴者はコメントを入力するテキストボックスに文字を入力して送信することが可能です。
しかし、そのコメントはNGにされた視聴者本人のコメント欄には表示されるものの、放送主、及び他の視聴者には表示すらされません。
放送主や他の視聴者から見ると、NGコメントが表示されないので、その該当コメント番号が歯抜けとなります。
ncvをはじめとするコメビュにも表示されなくなる
放送者NGにされた視聴者がコメントしても、NGにされた視聴者本人の放送画面の右側のコメント一覧に自分のコメントは表示されますが、「ncv(ニコニココメントビューア)」や「配信たん2」「マルチコメントビューア」「わんコメ」等の様々なコメビュには、放送者NGにされた人のコメントは表示されません。
放送主にNGにされても、視聴だけならできる
コメントが有効にならないだけで、視聴するだけならまったく問題ありません。
逆に放送主からの視点でみると、NGにしたユーザーにも自分の放送を見られてしまいます。
プレミアム会員がNGにされると、ゲームやツールが貼れなくなる
放送主にNGにされると、その放送内ではゲームやツールが貼れなくなります。
プレミアム会員であれば、この方法で放送主にNGにされているかされていないかを判断することができます。
NGにされている人がゲームを貼ろうとすると「あなたはネタをリクエストすることはできません」と表示されて、貼ることができません。
ニコニ広告ができなくなる
2023年8月2日より、放送者からNGを受けた視聴者は、ニコニ広告もできなくなりました。
ニコニ広告をする際の、メッセージ機能を利用して荒らす視聴者を防ぐことができます。
生放送で広告する際「この番組に対してのニコニ広告は許可されていません」や「ニコニ広告できません」などと表示されたら、あなたは放送主にNGに入れられている可能性があります。
ただし、放送主が「自分の放送をニコニ広告ができない設定」にしている可能性もあり、その設定にしている時でも同様のメッセージが表示されるので、このメッセージだけで確実にブロックされているとは一概に言えないものがあります。
他の視聴者が、ニコニ広告できているかどうかのチェックが必要でしょう。
【結論】NGにされると、コメントはできるけど完全に独り言になる
NGにされると、コメントしても「エラー」などにはなりませんが、自分のブラウザに自分のコメントが表示され、放送主や他の視聴者には表示すらされないので、どんなにコメントしても完全に独り言になります。
コメントが誰にも見てもらえないので、「NGにされてからコメントで謝罪しても、その謝罪すら誰にも見てもらえません。」
こうならないように、発言には注意しましょう。
放送者NGの有効範囲は、その放送者のみ
放送者NGの有効範囲は、そのNGにされた放送者の放送のみであり、他の放送ではコメントが可能です。
NGにされた場合は、その放送者の放送では、今後コメントができません。
NGにされた放送者の「次枠」でもコメントができません。
生ID(なふだ表示)でコメントし、1度でも配信者から自分が書いたコメントをNGにされてしまうと、今後配信者がNGを手動で解除しない限り、何ヶ月先でも何年先の放送でも、その配信者の放送ではコメントができなくなります。
ただ、放送主がNGを手動で解除してくれた場合は、コメントができるようになります。
生ID(なふだ表示)の発言に対して放送者から1度NGを受けると、有効期限がなく、放送主がNGを手動で解除しない限り、そのNGにされたリスナーは、その放送主の放送で永久にコメントできなくなります。
184(なふだ無し)で発言し放送主にNGをもらった場合
2023年11月28日以降は、184(なふだ非表示)でコメントし、放送者にNGにされた場合も、永久NGが適用され、生ID(なふだ表示)とまったく同じ挙動で一切発言ができなくなります。
生IDと184のNGにされた後の挙動について解説
※184(なふだ非表示)でコメントして放送者にNGにされると、その放送者の放送では生IDでもコメントできなくなります。※生IDでコメントして放送者にNGにされると、その放送者の放送では184でもコメントできなくなります。
※184(なふだ非表示)でNGにされた場合、従来は木曜日にNGから自動的に復活してましたが、その復活機能は2023年11月28日になくなり、184(なふだ非表示)でも、放送主にNGにされたら永久にその放送ではコメントができなくなります。
ニコニコ生放送で184(なふだ非表示)に対して永久NGが導入決定した
2022年10月7日放送の「ミュージック超会議直前特番&ニコニコ クリエイター応援説明会」でニコニコ代表くりたしげたかさんが永久NGを対応すると発表し、上のような図を放送内で発表しました。
その発表から1年が過ぎ、遂に2023年11月28日から、放送者から視聴者に対してのNGが184(なふだ非表示)視聴者に対しても永久適用になります!
今後は、184(なふだ非表示)のコメントでも、放送者からNGにされたら、放送者が手動で解除しない限り、生ID(なふだ表示)同様に永久NGとなります。
ちなみに、2023年11月28日以降でも、毎週木曜日のなふだ非表示(184)のIDの変動はするようですが、なふだ非表示(184)のIDが変動しても、放送者から受けた視聴者のNGは解除されない仕組みになるとのことです。
他の視聴者にNGにされた場合はコメントできる
放送主にブロック(NG)にされた場合は、コメントが誰にも見られないという厳しい状況になりますが、他の視聴者から自分のコメントをNGにされた場合は、その視聴者だけがNGにされた視聴者のコメントが表示されなくなります。
この場合は、他の視聴者からNGにされた人のコメントは放送者に届きます。
「放送主にブロックされる」のと、「他の視聴者からNGにされる」のでは、全然効力が違う事が分かりますね。
コメントフィルタに注意
現在、ニコニコ生放送ではAIでコメントを解析し、変なコメントは表示されないようにするコメントフィルタというシステムが導入されています。
このコメントフィルタを使用するかどうかは、放送主が放送前に自由に選択できます。(初期値はオンとなっていて、中レベルです(5段階中3番目の強さ))
放送主にNGにされていないのに、コメントが読まれない場合は、AIによるNGフィルタでコメントが弾かれている可能性もあります。
したがって、コメントが反映されない原因が、
1.放送主にブロック(NG)にされたからなのか
2.コメントフィルタによってそのコメントのみが省かれたのか
3.放送者にコメントは見えているけどあえて無視されているのか
4.放送者が膨大なコメントを読み切れていないのか
5.コメント量が多くて放送者が見る前に流れてしまったのか
を自分で判断しないとなりません。
コメントフィルタが発動した時の挙動
例えば、AIがふさわしくないと判断したコメントを視聴者が送信したとします。
そのコメント番号が50番だったとします。
あなたの50番のコメントは放送主及び他の視聴者には一切表示されず、まったく違う他の視聴者のコメントにも50番が付与されます。
ですから、自分のコメントと他の視聴者のコメントで、コメント番号が重複します。
(この例だと、コメント番号50番が2行発生する)
自分のコメント番号と他のリスナーのコメント番号が重複した場合は、自分のコメントがAIにより弾かれてしまったと思って良いでしょう。
エラーメッセージは一切出ない
放送主にブロック(NG)にされた後にコメントした時でも、コメントフィルタにコメントを省かれた時でも、「エラーメッセージ」などの警告メッセージは一切でません。あたかも、問題なくコメント送信が成功したかのような挙動となります。
したがって、前者だった場合、エラーメッセージが出るわけではないので、NGにされているのにまったく気づかずに何時間もコメントしまくっている人は実際います。
コメントフィルタが段階設定できるようになった
2023年6月26日より、放送主が放送開始前に設定するコメントフィルタが「オン・オフ」の2段階設定から「強・やや強・中・弱・なし」の5段階設定できるようになりました。
コメントフィルタは、たまに問題ないコメントも抑えてしまう時がある
これは、結構あります。
どういう判定なのかよく分かりません。
例えば「柴田理恵」は、問題ない単語だと思われますが、コメントフィルタが強いとひっかかってしまいます。
もちろん放送主がコメントフィルタの設定をオフにしている場合は、問題なく通ります。
この「問題ないコメントまで、はじいてしまう」という仕様がイヤで、コメントフィルタをオフにしている放送者は結構いると思います。
放送主が間違って視聴者をブロック(NG)にしてしまうと、視聴者はかなり悲しい
放送主の操作ミスにより間違って視聴者コメントをブロックにしてしまったり、放送者が操作ミスに気づかずに視聴者コメントをブロックしてしまうと、「放送者はブロックした自覚がないから解除しようと思わない」
「視聴者は何も悪くないのに、コメントが読まれなくなる」
という、最悪の自体になります。
放送主もブロックした視聴者の管理、ブロックの操作には注意が必要です。
誤って、ものすごい常連さんを操作ミスでブロックしてしまう事がないようにしたいものです。
運営にコメBANされた場合
この記事で解説した内容は、放送主に自分のコメントをブロック(旧名称:NG)にされた場合の挙動を説明したものです。ニコニコの運営から直接コメントBANにされた場合は、この記事の通りではなく、全ての放送でコメントができなくなります。(期間はBANになった回数で変動。/1回目1日、2回目1週間、3回目永久BAN。)
その際は、登録しているメールアドレスに、ニコニコから利用制限のメールが届きます。
ニコニコ運営からコメントBANを受けた場合は、ブラウザで放送画面をひらくと警告文が表示される場合があります。
放送者NGが配信用ブロックに名称変更
2024年4月15日に放送者NGという機能の名前が、配信用ブロックという名前に変更になりました。
今後搭載予定のモデレーター機能によるものだそうです。
名前が変わっただけで、配信用ブロックは放送者NGとまったく同一の機能です。名称が違うだけです。