LiveSplitで音声ファイルを再生する方法

この記事は、RTAのタイム計測ツール「Livesplit」で音声ファイルを再生させる方法を説明しています。

この記事を実践するとできるようになる事

この記事通りの操作を行うと、タイム計測中において、ラップを取ったときに音声ファイルを再生させたり、タイマーをスタートした時、タイマーをリセットした時に音声ファイルや音楽ファイルを再生させることができます。


音を流すことのメリット

Lapを取った時に「タイムを縮めた」のか、又は「タイムが遅れた」のかで、再生させる音声ファイルを分けることができます。
音声を流すことのメリットは、RTA中に、LiveSplitの画面を見ることなく、音でタイムが縮んだか、遅れたかを知ることができます。
LiveSplitの画面をまったく見る余裕がないゲームの時に役に立ちます。

そうでないとしても、ラップを取った時の放送の演出としても使用できるでしょう。
筆者も後者の要素で使用しているという感じです。


再生できる音声ファイルの種類

LiveSplitで再生できる音声ファイルの種類は、wavとmp3となります。
声でも効果音でもBGMでも、自分の好みの音を再生させると良いでしょう。


1.Edit LayoutからSound Effectsを選ぶ

LiveSplitからSound Effectsを選ぶ
LiveSplitの上で右クリックをし、「Edit Layout」を選択します。
上の画像のように、「プラスボタン」→「Media」→「Sound Effects」を選択します。
「Sound Effects」という項目がない場合は、LiveSplitのバージョンが低い可能性があります。

その後、上の画像内の左下にある「Layout」ボタンを選択します。


2.音声ファイルを設定します

LiveSplitのLayoutボタンからSound Effectsタブを選択する
Layoutボタンを選択後、「Sound Effects」タブを選択します。
上の画像のように、動作1つ1つに音声ファイルを設定します。
「Browse」ボタンを押して、再生したい音声ファイルを指定します。
音声ファイルを指定した後は、その音声ファイルの保存場所を移動してはいけません。
上の画像より項目数が少ない場合は、LiveSplitのバージョンが低い可能性があります。

全ての項目を設定する必要はなく、再生させたくない項目は空白のままで大丈夫です。


Split

ラップを取った時に再生させる音声ファイルを指定します。
これが再生される優先順位は低く、下の5つを設定していない時に再生されます。


Split(Ahead,Gaining Time)

ラップを取った時に再生されます。
自己ベよりタイムが速い状況において、なおかつ更にマイナスを伸ばした時に再生させる音声ファイルを指定します。


Split(Ahead,Losing Time)

ラップを取った時に再生されます。
自己ベよりタイムが速い状況で、タイムが遅れた時に再生させる音声ファイルを指定します。


Split(Behind,Gaining Time)

ラップを取った時に再生されます。
自己ベよりタイムが遅い状況で、タイムを縮めた(伸ばした)(まいた)時に再生させる音声ファイルを指定します。
タイムを縮めたけど、自己ベと比較してマイナスまでにはならなかった時に再生されます。
例えば、+45秒だった状況から+30秒へと、15秒タイムを伸ばした時など。


Split(Behind,Losing Time)

ラップを取った時に再生されます。
自己ベよりタイムが遅い状況で、更にタイムが遅れた時に再生させる音声ファイルを指定します。
自己ベよりタイムがマイナス状況から、自己ベよりタイムがプラスになってしまった時も、このファイルが再生されます。


Split(Best Segment)

ラップを取った時に、区間タイムが自己ベストだった時に再生させる音声ファイルを指定します。
この項目を設定すると、この項目の優先順位が1番高く、総合タイマーがどんな状況でも、区間自己ベを出した時は、このファイルが再生されます。


Undo Split

Undoボタンを使用し、ラップを1つ上に戻した時に再生させる音声ファイルを指定します。


Skip Split

Skipボタンを使用し、ラップを下にスキップした時に再生させる音声ファイルを指定します。


Personal Best

完走した時に、自己ベストタイムが出た時に再生させる音声ファイルを指定します。
区間最後の項目のラップを取って総合タイマーが停止した瞬間に再生されます。


Not a Personal Best

完走した時に、タイムが自己ベストではなかった時に再生させる音声ファイルを指定します。
区間最後の項目のラップを取って総合タイマーが停止した瞬間に再生されます。


Reset

Resetボタンを使用し、タイムを0に戻した時に再生させる音声ファイルを指定します。
総合タイマーが動いている時に、Resetを押すと再生されます。
逆に言うと、総合タイマーが完全停止している時(RTAを完走しタイマーが停止している時など)にResetを押した時は再生されません。


Pause

Pauseボタンを使用し、タイムを一時停止した時に再生させる音声ファイルを指定します。


Resume

Pauseボタンを使用した後、タイマーを再度始動した時に再生させる音声ファイルを指定します。


Start Timer

タイマーを新規で0から始動させた時に再生させる音声ファイルを指定します。


3.音声ファイルの音量を調整します

LiveSplit Volume Mixerで音量調整
「Volume Mixer」タブを選択すると、各項目の音量を調整できます。

「General Volume」を変化させると、全ての項目全体の音量を調整できます。マスターボリュームと言ってよいでしょう。
放送中に「LiveSplitの音がうるさい」とコメントがきたら、このVolumeで全体音量を一括で調整すると良いでしょう。

また、「Output Device」で、音を再生させるデバイスを選択できます。


音声ファイル1つ1つの音量バランスが取れていない時は、個別に音量調整しバランスを整えると良いでしょう。


4.Save Layoutを忘れずに

設定が完了し、動作確認も取れたら、「Save Layout」で設定を保存するのを忘れないようにしましょう。
忘れると、また最初から設定しなおしになります。



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