ファミコンの水戸黄門で斜め移動できない領域について

ファミコンの水戸黄門をプレイしていると気づくのですが、移動中、斜め移動ができる時とできない時があります。
どのような時にできて、どのような時にできないのか説明書には書いてありません。
この記事では、どこで斜め移動ができるのか検証したので結果を書いていきます。

縦移動の時はできない

大前提として、縦移動の時に十字キーの斜めを入力しても斜め移動はできません。
縦移動の時の、斜め移動は100%無理なようです。

横移動の時は可能です。
しかし、プレイしてみると分かるのですが、横移動の時も、斜め移動ができる時とできない時があるようです。
ここから下の文章は、全て横移動という前提で書いていきます。


図の色がついている領域のみ斜め移動が可能


検証した結果、画面内の青い領域部分でしか斜め移動できないことが分かりました。
詳しく書くと、画面にどんな背景グラフィックが表示されていても、青い領域は決して移動することなく固定されていて、その領域内でしか斜め移動できません。

この青い領域は、なんなのか?
この領域は、「この範囲内の上下移動であれば画面が縦にスクロールしない範囲」となります。

上図は分かりやすいように、青い領域の一番上に黄色の線を引きました。
操作キャラは、上の黄色の領域までは右上や左上を押すことで斜め移動が可能です。
しかし、黄色のラインまで来ると、斜めの入力をしているのに、横に移動してしまいます。
斜め移動する為に、斜めにボタンを押しているのに、急に横移動になってしまいます。
これが斜め移動ができなくなる原因でした。

では、黄色の所まできた時に上を押すとどうなるか?
問題なく上に移動し、画面が上に移動した分だけスクロールします。
黄色のラインまで来た時に、斜上を押すと横移動になり、上を押すと普通に上に行くという感じでした。

下に緑の線を引きましたが、こちらも同様の仕様でした。


画面内の青の領域は絶対変わらない


続いて、上図をご覧ください。
上図の場合、青い領域内の下の方は、屋根のグラフィックです。
この場合は、上図の黄色の部分の縦の範囲でしか、斜め移動ができません。

このように斜め移動できる領域(青い領域)の位置は絶対変わることがなく、背景グラフィックや操作キャラの座標に依存しません。

上図を青い領域を消して、ゲーム画面だけ純粋にみると、「左上を押せばどうみても左上に操作キャラが移動できるだろ!」という状況なだけに、実際左上を押しても左に移動してしまうので「なんで左上に行けないの?」となってしまうのです。

この法則を知らないと「謎の操作性」となってしまうわけですね。


結果からわかったこと

1.横移動から上や下の縦の道に移動(方向転換)したい時、斜め移動で曲がるのは不可能。
そのような時は、黄色の線の領域まで斜めであがり、そこから上は上キーを押すしかない。
2.斜め移動で歩数を短縮できるエリアはもの凄く限られている。
3.横移動の時に障害物や攻撃をかわすくらいしか斜め移動は使えない。
4.「あれ?斜め押しているのに斜め移動できない!なぜだ?」と思った時は、上図の黄や緑のラインに達していると思われる。
5.通常プレイであれば、斜め移動を一切使わなくてもクリアできるので、使わないという判断でも問題ない。


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